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第2回 日本代替医療学会学術集会

P19
AHCCの糖尿病に対する臨床・基礎的考察」
〇小砂憲一、三浦健人 医療法人延山会、潟Aミノアップ化学

【目的】AHCCは担子菌抽出物であり、免疫賦活作用があることが知られている。 しかし、そのメカニズムは多面的であり、生活習慣病などの疾患に対する症例なども報告されている。 そこで今回、AHCCの糖尿病に対する有効性を明らかにするために、 臨床・基礎の両面から検討した。

【方法】臨床検討:糖尿病患者でAHCC(3g/day)を6ヶ月以上服用した13症例について、 随時血糖、グリコヘモグロビンAICの推移を主な指標として解析を行った。
基礎検討:Wisterラット(6W♂)にストレプトゾトシン(450mg/kg,i.v)を投与し、T型糖尿病モデルとした。 あらかじめAHCC(3g溶液)を飲ませた群とコントロール群について 一般状態、血糖値、膵島細胞等の比較を行った。

【結果・考察】臨床検討:全体を通して、血糖値が降下する傾向にあり、320→117まで低下した症例も認められた。 さらに血糖値の低下が認められなかったにもかかわらず、グリコヘモグロビンAICが低下した興味深い症例も認められた。
基礎検討:AHCCを投与した糖尿病モデルラットは、血糖値の低下、インスリンの分泌、膵島細胞破壊 の防止などが確認された。
これらの結果により、AHCC効果のメカニズムのひとつとしてインスリンの分泌の促進、 膵島細胞のの保護などにより糖尿病を改善させ、さらにグリコヘモグロビンAIC値を低下させることにより 糖尿病性合併症の予防が期待できることが示唆された。

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