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第2回 日本代替医療学会学術集会

P20
「悪性疾患患者に対するAHCC用量依存の考察」
〇小砂憲一、若命浩二 医療法人延山会、潟Aミノアップ化学

【目的】AHCC3g/dayを飲んでいる癌患者について、症例によっては6g/dayに増量しなければ 腫瘍マーカーの低下が認められないケースがあった。6g/dayに増量した際の有効例のうちAHCC 投与量と腫瘍マーカーの低下に関連性がみられた症例をいくつか紹介する。

【対象】術後再発の可能性がある患者についてAHCC3g/dayを投与し、腫瘍マーカーの 推移について検討を行った。この中で腫瘍マーカーが増加傾向にあった患者に対してAHCCを 6g/dayにして投与を行った際の経過について検討した。今回の成績は有効例についてのみレトロスペクティブに検討したものである

【成績】代表的症例(抜粋)症例:57才 男性 膀胱癌術後間もなく再発、抗癌剤投与は本人の希望により中止、 AHCC3g/dayを飲み続けるが腫瘍マーカーが上昇傾向にあった(IAP:1586μg/ml)。 AHCCを6g/dayに増量した結果、約2ヶ月で正常値(IAP:500μg/ml)以下に減少。 その後、マーカーは基準値を維持しており、本人は食欲もありいたって元気である。その他の症例(肝癌:AFP、子宮癌:CA125、膀胱癌 :IAP、乳癌:CA15-3、肺癌:CEA)等の報告予定である。

【結論】これらの成績によりAHCCの使用量、併用薬物などは血液マーカーなどをモニター しながら投与量を決めるなどの配慮が必要である。すなわち、AHCCは機能性食品であるが、 病態によっては医師の管理・アドバイスのもとに使用されてもっとも有用性を発揮するものと考えられる。 今後の課題として症例総数に対する有効例の算出、腫瘍マーカーの変化とQOLの相関についてなどを検討する予定である。

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