第44回・平成12年5月18日実施の要領抜粋

嘱 託 警 察 犬 指 定 審 査

1 審査種目
 (1)捜索犬の部
 (2)選別犬の部
 (3)警戒犬の部
 (4)特別犬の部(舗装路捜索)の部

2 審査日時、場所
 (1)捜索・選別・警戒犬の部
    5月18日 (木)
      黒川郡大和町吉田地内
         陸上自衛隊王城寺原演習場
 (2)特別犬(舗装路捜索)の部
    5月19目 (金)
      仙台市青葉区錦ケ丘地内
         錦ケ丘団地(未分譲区域)用地内



5 申請犬及び指導士の資格
 (1)申請犬
   日本警察犬協会員が所有し、宮城県内で飼育している
   「SH2」 「AH2」 「BH2」及び平成4年12月31日以前の
   「SD1」 「GD1」以上に合格したシェパード、コリー、 
   ドーベルマン、エアデール・テリア、ボクサー、ラブラドール
   リトリーバー、ゴールデンリトリーバーの7犬種
 (2)指導士
   公認訓練土(含・見習訓練土)、申請犬の所有者及ぴ訓練者

6 審査順序
  捜索、選別、警戒、特別犬とも審査番号順による。

7 審査方法
 (1)捜索犬の部
  ア コース
    直線、曲線、鈍角等の中から適宜に選ぴ、出発点から
    終点までの距離は約120メートル(約220歩)とする。
    ただし、設定場所の地形、障害物の状況により、多少
    変更することがある。
  イ 臭気付与
   ○ 出発点に仮想犯人の足跡を1分間印象し、臭気付与
     物品1点を遺留した後、審査コースを歩行させる。
   ○ 臭気付与は、当該コースの審査開始前15分以内に行う。
   ○ 臭気付与物品は、出発点に置き、携行させない。
  ウ コース上の遺留物品
    遺留物品は、 3点とし、そのうち2点は足跡追及コース
    上に遺留し、最終物品は土中に浅く埋める。
  工 捜索ひも
    使用は自由とするが、 「ひも」を使用する場合は、その
    長さを10メートルとし「ひも」を離して追及させる。
  オ 時間
    捜索時間は、出発点で犬に臭いを嗅がせてから、最終
    地点の遺留品発見まで5分以内とする。
  カ 指示及ぴ声、視符
    出発前における指示及ぴ声、視符は認めるが、捜索開
    始後においてはやむを得ない場合を除き認めない。

 (2)選別犬の部
  ア 物品選別台の位置
    出発点から選別台までの距離は10メートルとする。
  イ 選別回数
    本臭1点、誘惑臭4点の計5点とし、横式で4回実施
    するが、ゼロ回答を含めて実施する。
  ウ 臭気の付与
    原臭、本臭並びに誘惑臭は、移行臭により行う。
  工 時間
    選別時間は、出発点で物品を犬に嗅がせてから、
    物品を受け取るまで1分以内とする。

 (3)警戒犬の審査
   地域パトロール、仮想犯人の発見、咆哮、逃走捕捉、
   監守、護送等の警戒作業とする。

 (4)特別犬の審査
  ア コース
   舗装路面で実戦に即した追及経路とし、出発点から
   終点までの距離は約180メートル(約300歩)とする。
   ただし、コース設定場所の地形・障害物等の状況により、
   一部非舗装とし、距離を変更することがある。
  イ 臭気の付与
   出発点に仮想犯人の足跡臭及ぴ同臭の布片1点遺留
   した後、審査コースを歩行させる。
  ウ コース上の遺留物品
   遺留物品は、5点とし、そのうち4点は足跡追及コース
   上に遺留し、最終物品を布片として浅く土中に埋める。
  工 捜索ひも
   長さは10メートルとし、 「ひも」の一部を接地させて
   追及させる。
  オ 時間
   捜索時間は、出発点で犬に臭いを嗅がせてから、最終
   地点の遺留品発見まで10分以内とする。
  カ 指示及ぴ声、視符
   出発前における指示及ぴ声、視符は認めるが、捜索開
   始後においては、やむを得ない場合を除き認めない。