ホームページ発祥の地
長年ドッグトレーナーをやってきたプロが、はじめて飼った犬が
MIXの捨て犬だった。その思いがホーページ作成の端緒となり
URLアドレスにもなった。

 in memory of Kumaji    in memory of Kumaji2






 
 わらすこ


                

        



クマジでーす
ぼくは生まれた日がわかりません。
というのも、あの高村光太郎の詩で有名な
阿武隈川
の下流で拾われたのです。
そして阿武隈川の隈と、主人の名前の一字
をいただいてクマジと名付けられました。

そうですぼくは捨て子なのです。
下の写真を見て下さい。
拾われた当時のものですが、どことなく不安
と、もの悲しげな感じがすると思います。



主人は朝9時頃犬の訓練の為、河川敷に来たのですが、
午後4時をすぎても行くあてもなくさまよっていたぼくを見
つけて保護してくれました。

その時不安と恐怖のため、主人にかみつき、おまけに☆ンチ
までちびってしまいました。・・・ごめんなさーい。

1981年3月の事でした。ぼくの運命は大きく変わりました。

家の中に入れてもらって、夜は主人と一緒に寝てスクスク
と育ちました。主人がプロの訓練士なので学校にも通わせ
てもらいました。

人間でいえば大学くらいまで勉強をしました。雑種犬であっ
てもやればできるのです。



おかげでいろんな犬たちと友達になることができたし
休みの時は何処へでもドライブに連れていってもらいました。


また主人と一緒に学校訪問したり、イベント会場に行き
訓練や珍芸を見せたりもしました。

仙台市では毎年、動物愛護フェスティバルの催しがあり
実演では子供たちのアイドルだったんです。
その時は必ずぼくの生い立ちがマイクで放送されました。



長年の功労にたいし仙台市長さんから表彰も受けました。



それからぼくの息子のクジャクと一緒に
暮らすように
なりました。
クジャクもがんばってアジリティーをやっているようです。


下の写真は、広い野原に出ると、自然に野生に戻り
全速力で駆け回っているぼくです。

題して「疾風のクマジ」。



下は16才の夏にロデムと記念に撮りました。


阿武隈川での運命の出会いから17年間、楽しい一生
を過ごすことができました。

ぼくのような雑種の捨て犬がなくなるように願わずには
いられません。

これを読んでいる皆さんも動物愛顧の精神をいつま
でも持ち続けて下さい。






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