水中での生活 |
ふ化したばかりの体長1.5〜2.0cmの幼生から飼育を始めた。この段階では、基本的には魚の飼育と同じであるが、餌の選択や共食いに対して気を配った。
ウーパールーパーのようにエラが見え、とてもかわいい。
ウーパールーパー:アホロートルと呼ばれているアメリカ産のサンショウウオの一種アンブリストマ・ティグリヌムの変態しない個体。エラ呼吸の幼生型のままで成熟する。メキシコ・シティー付近に住むものだけがこのように変態しないが、原因はよくわかっていない。気温が原因の一つのようである。「アホロートル」とは、「水に遊ぶ。」という意味。
参考資料「標準図鑑原色全集」「世界大百科事典」
飼育を始めてから約1ヶ月
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餌・・・ミジンコ、ブラインシュリンプ、赤虫、イトミミズなどの生き餌がよい。赤虫はふ化したばかりのサンショウウオには大きすぎると思う。
はじめは乾燥ミジンコを与えてみたが、あまり食べなかったので、我が家では、個体が小さい時はブラインシュリンプを与えた。ブラインシュリンプのことは、らんちゅうを飼育している方から聞いて知り、そのときにいただいたものを使った。これは、食塩水を使ってふ化させなければならない。ふ化には24時間くらいかかり、それを集めて水槽に入れる。
共食い・・・幼生時は、からだの小さいものや弱いものは他のなかまに食べられてしまう。これを少しでも防ぐため、稚魚飼育用のプラスチック容器を水槽に入れ、小さいものはこの中で分けて飼うことにした。自然界も共食いをしながら成長し、強いものだけが成体となる。
もうすぐ上陸
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