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サンショウウオの屋外飼育観察3 |
平成18年2月23日 屋外飼育を始めてから1年が経過した。冬の間はほとんど餌を与えることがなかったが、初めて屋外で1年間を過ごしたサンショウウオたちは、無事春を迎えることができるのだろうか?心配になり、久しぶりに中のようすを見てみることにした。 |
右写真中央の石の上にある落ち葉を取り除いたあと、石をそっと持ち上げてみた。 | 石の下には、9匹のサンショウウオがいた。この日は気温が高かったため、元気に動き回っていた。突然明るくなったことに驚いたのだろう。 |
何とか冬の寒さにも耐えることができたようである。しかし、室内の水槽で飼っていたときより体がやせているように思う。これでは産卵も期待できない。秋における栄養補給が不十分であったことが原因であると考えられる。また、飼育小屋が冬期にもワラジムシが棲息できるような構造になっていれば、わずかな捕食活動にも対応できたと思う。 |
石をもとに戻したあと、採集していたワラジムシをたっぷり与えた。(庭にあるワラジムシ飼育場所には、あまりいなかったため、他の場所から採集してきた。) |
捕ってきたワラジムシ | 採集場所の落ち葉、腐葉土と一緒に飼育場所に入れる。 |