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放流場所(整備〜放流) |
平成18年4月8日、ホタルが生まれた場所を見に行った。この時期は草が短いため、湿地の様子が良くわかる。 この場所の南側は斜面になっており、その周辺は常に水がたまっている。そのため、最近の水田は農閑期に水はなくなってしまうが、、ここには1年中水があると思われる。 |
現在飼育している幼虫の半分(約500匹)は、もとの場所に戻すことにした。 地主さんに放流の許可をいただき、また水がたまりやすいように一部堀ることも許してもらい、その作業をした。水がたまっていた場所の近くを掘ったが、泥は思ったよりやわらかく、歩くだけで深い穴ができてしまう。足が抜けなくなるくらい沈んでいくこともある。 |
平成18年4月30日、放流予定場所へ行って見たら、水位が全体的に下がり、所々に水がある程度であった。水たまり拡張のための溝堀りを数回行なったことが逆効果になってしまったようである。 水分を多く含むやわらかい場所意外にも水が流れ込むようにしたが、流れ込んだ水を吸収していまい、水がたまらなくなってしまった。そこでせっかく掘った溝であるが、水の流れを止めるための作業を行なった。 |
平成18年5月5日、ヨシやその他の草花がかなり伸びてきた。ヨシ原はクモが巣を作りやすく、ホタルにとっては危険な場所となると聞いたことがある。そこで、湿地周辺の草刈りを行なった。(すぐ伸びてきてしまうと思われるが・・・・)一度減ってしまった水は再びたまり始め、なんとか放流できそうな場所になってきた。作業中に通りかかった人から、「ここは1年中水があるから・・・。」という話を聞き、常に水を蓄えている場所であることを再確認できた。 放流は、6月に行なう予定である。放流予定数は、400〜500匹。 |
1週間後、水のたまり具合や周辺の草のようすの確認に行った。 |
平成18年5月21日のようす。雨天の日が多かったこともあり、水はたくさんあった。 |
平成18年6月4日、水の周りの植物も大きくなってきた。トウキョウダルマガエルが多い。 |
平成18年6月17日、周辺の草刈りを行う。 | その後、幼虫を280匹放流した。(予定数の約半分) |
放流した幼虫 |
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今年も放流場所で無事、ホタル飛び交う様子を見ることができた。 |