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手賀沼ビオトープでの稲作2

冷夏のため、日照時間の不足が農作物へどう影響してしまうのか不安を感じていたが、9月に入ってからの天気が良く、その心配も徐々に解消してきた。
 夏の間に生い茂った草木を刈ると、5月に作った水田に大きくなった稲が姿をあらわした。ビオトープでも実りの秋をとなり、いよいよ刈り取りの時期を迎えている。

稲刈り
 平成15年9月15日、稲刈りを行った。稲穂についた籾は十分ふくらみ、ビオトープでも稲が良く育つことが確認できた。稲穂の写真の左は、ビオトープの稲、右は他の水田(利根川遊水地の水田で育ったビオトープと同じ稲)である。比べてみると大きな違いはなく、1本に約90〜140粒の籾がついている。
 
 
稲の刈り取りはカマを使い、一株ずつていねい刈っていった。
脱穀
 刈った稲をビニールシートに広げ、一本ずつ手作業で脱穀を行い、籾を容器に集めていった。穂から籾をほぐす作業は、くしを使った。
 脱穀機を使わずに行うこの作業は、とても根気のいるものである。この日は陽射しも強かったため、半分だけ取って終了した。
 農作業も機械化されたとはいえ、広い水田をこの日まで管理し、そして収獲していくことの大変さを実感した。
 籾のついた稲は自宅に持ち帰り、脱穀の続きを少しだけ行った。残ったものは束ねて干し、乾燥後に籾を取ることにした。
 



 籾の乾燥後は、籾摺りと精米である。これらも機械を使わずに行う予定である。