注:以下の文章は、あくまでも、私的定義&見解であることをお断りしておきます。

 

 

『ボトムズ』って…?

 『装甲騎兵ボトムズ』は、1983年4月から、翌年3月までの1年間、全52話に渡って放映された日本サンライズ(現・サンライズ)制作のロボットアニメです。
 『ガンダム』ほど一般的な知名度は高くはありませんが、当時アニメ好きだった方……特に、現在20代後半から30代前半の男性なら、大抵ご存じではないかしら。
 AT(アーマード・トルーパー)と呼ばれるロボット達は、現在に至るもモデラー諸氏の人気は高く、毎月発売される模型誌でも、どこかにかならずその姿を見かけたりします(^^;;)。

 が、そのストーリーはというと……。一見、渋くて「ハード」なメカ物と思いきや、実はコテコテのメロドラマ(^^;;)、というか、疾風怒濤のラブストーリーだったりするのですよ〜〜。
 物心ついたときから戦争しか知らないちょっと心を病んだ主人公・キリコと、「人間兵器」のクセに、「人間」以上に「人間らしい」ヒロイン・フィアナの、ジェットコースターロマンス(^^;;)に、魅了された女性fanも、多数……。勿論、わたしもその一人です。

 近年は、TVシリーズの全話がビデオ化され、TSUTAYA等の大手レンタル店には大抵置かれていますし、ケーブルTVでもしばしば再放送されていますので、機会があれば、ぜひ一度ご覧になってくださいませ(^-^)。

 ここの親ページ、「A Million Roses:フィアナfanページ」では、作品及びフィアナについての詳しいトークを展開しておりますので、そちらもよろしく〜。

 

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フィアナドールって?

 フィアナさんこと、フィアナドールは、『ボトムズ』のヒロイン、フィアナをモデルに、タカラから99年4月に発売された可動ドールです。
 ボディのベースは「SAJ(スーパーアクションジェニー)ダイナマイト」素体。顔は金型を新規に作成した…そうで、涼やかな目元と小さな顎がキリリと凛々しい塩山顔です。髪は、黒に近い褐色(写 真では黒に見えるかしら?)の植毛で、サラサラツヤツヤのキューティクル♪
 先行発売された(発売時期は不明(^^;;))キリコドールと対にするため…だそうですが、ハッキリ言ってキリコドールの相手にはもったいないくらい美人さんです!
 #と言うより、キリコドール(現行型の一つ前のGIジョーがベース)のデキがイマイチなのよね〜(^^;;)。
 元がファッションドールだけあって実にナイスなプロポーションです。…と来れば、本編中では着たきりスズメだったフィアナに、思いっきりオシャレさせてあげたい!と思うのは、フィアナフリークのワタクシとしては、トーゼンのことと申せましょう(^^;;)。
 幸い、人形道に詳しい方とお近づきになれたこともあって、あっというまにズルズルと茨の道へ…(^^;;)。
 はまってみれば、大変楽しく奥深い世界ではありますが、お金のかかり方は、想像以上! フィアナさんをお迎えして以来、彼女に貢いだ金額を考えると目眩がします…(@o@)/ ウワサのボークスの1/8タコのキットが買える位 にはいきました。
*塩山顔:『ボトムズ』のキャラデザ&作画監督担当の塩山紀生氏の絵柄風……という意味です(^^;)。
*SAJ(スーパーアクションジェニー):
 タカラの着せ替え人形、ジェニーシリーズに採用された27 cm サイズの可動ボディ。
 全身18カ所の可動軸があり、女の子の玩具用としては、かなり自由なポーズが取れます。
 フィアナドールのボディとなっているのは、バストの大きな「ダイナマイトボディ(DB)」と呼ばれるタイプ。
 こちらは、初めから女玩用ではなく、アニメ・ゲーム等のキャラドール用として開発されたとか…。
 SAJ、DB共に「
ノアドローム」さんというドールドレスメーカーで「素体のみ」を購入することができます。
 (
http://www.noix.co.jp/ ネット上での通 販も行っているようです。)
 また、東京近郊では「イエローサブマリン」新宿店、原宿キディランドなどでも直接購入できます。
 SAJについては、
こちらのページに詳しい解説が載っています。
 (イラストレーター白虎かなめ様のHPの一部に無断でリンクを貼らせていただいています)

 人形者の先輩諸氏の話では、なんでも、99年の春先辺りから「お人形ブーム」が盛り上がって来ているようで、有名模型店のボークス主催の人形イベントでは、徹夜組まで出たり…と、「模型」「フィギュア」と並び「ドール」もまた、ホビーにおける一つのジャンルとして、社会的な認知度が高まっているようです。
 「模型」ジャンルにおいては不動の人気を誇る(?)『ボトムズ』ですが、ここへ来てのフィアナドール発売というのは、モデラーに続いて人形者の支持も取りこもうという戦略なのか…? なんて、考え過ぎですかね(^^ゞ。
 それでも、既存のジェニーやフレンドドールにはない「アダルト」な雰囲気のフィアナさんに、『ボトムズ』をご存じない人形者の方の中にも、思わず心惹かれるものを感じられた方もいらっしゃるようで(^-^)。こちら方面 からも、また新たな『ボトムズ』人気が発展してくれればいいな…などと願う昨今です。
*ATやキリコばかりが『ボトムズ』じゃねーんだぞ〜っ!! というフィアナフリークの叫び(^^;;)。

 でも、「お人形」として見ると値段が高い(普通のジェニー系ドールは2000〜3000円位 、フィアナドールは12000円前後)のがネックだな〜。ヘッドに新規金型を起こしたり、ロット数が(ジェニーになんかに比べて)少ないことを考えたら仕方がないんだけど……。
 そもそも、発売から2年近く経過した現在、店頭で見かけること自体稀だし〜〜(T_T)。
 数あるキャラドールの中でも「傑作」に入ると思うのにな〜〜。


2001年某日記す

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